エッセイ 『霜月』 小日向ジュンコ 投稿作品 X Facebook はてブ Pocket LINE Pinterest コピー 2022.11.25 『霜月』 歯みがき粉を落としたシャーペンの芯が飛んだ 奥歯に挟まった何かがとれない割り箸がうまく割れない そんな時ほど思い出しまじないのようにその名を呟く 靴ひもをどこで直そうか前の子も横断歩道は白を歩く派 キミは今も笑っているだろうか 甘栗が続けてきれいに剥けたこっちに銀杏2つ入ってた 無意識に出るキミの名がそれらしくなくてよかった そして11月が終わる 小日向ジュンコ
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