ザ・ストロークス 『イズ・ディス・イット』 ラスト・ナイト 歌詞考察

歌詞考察
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ストロークス初期の代表曲“ラスト・ナイト”

ニューヨーク・ロック・チルドレンのストロークスだけど、この曲はちょっとストーンズっぽい。どこが? と聞かれるとうまく答えられないんだけど。なんとなくそんな風に俺は感じる。曲の捻りのなさかな(あえてストレートとは言わない)。それともボーカルのエモーションの込め方だろうか。ダルなのにエッジが尖っていて文句なしにかっこいい楽曲だ。

ところで「ストーンズ」とカタカナ表記でグーグル検索をかけると、男性アイドルSixTONESが上位にくるの知ってた? 今、検索したら出てきてびっくりしたよ。。

THE STROKES 『IS THIS IT』 “Last Night” 

演奏中にふらふらとメンバーの周りをうろちょろしながら、ちょっかいを出すジュリアンがイカスぜ。

ラスト・ナイト 和訳

昨夜、彼女は言った

「とても暗い気分なの」

「たった一人取り残されたような感じよ」

俺は向き直り、言った

「ベイビー、もうどうでもいいよ」

「はっきり決めた、あのドアから出てくよ」

街に出てからまだ15分だというのに

ベイビー、ひどい気分だよ

一体なぜ俺は

何マイルも歩き続けているんだろう?

人々は、理解しようとしない

ガールフレンドも、理解してはくれない

孫達も、やっぱり理解してくれないだろう

それに加え

俺自身にもよく分からない

昨夜、彼女は言った

「ベイビー、あんまり落ち込まないで」

「一人にされたように感じて、私も暗くなってしまうから」

俺は向き直り、言った

「ベイビー、もう大丈夫だよ」

でもそれは大きな嘘だった

その夜のうちに俺は出ていったのだから

人々は、理解しようとしない

ガールフレンドも、理解してはくれない

宇宙船の中でも、理解してもらえないだろう

そして、俺自身も

決して理解することはないだろう

昨夜、彼女は言った

「とても暗い気分なの」

「たった一人取り残されたような感じよ」

俺は向き直り、言った

「ガール、もうどうでもいいよ」

「はっきり決めた、あのドアから出てくよ」

THE STROKES 『IS THIS IT』 “Last Night” 対訳:岡本将生

俺自身も決して理解することはないだろう

このアルバムで最もロックしてる歌詞はこの“ラスト・ナイト”だろうな。

昨夜、彼女は言った「とても暗い気分なの」「たった一人取り残されたような感じよ」

俺は向き直り、言った「ベイビー、もうどうでもいいよ」 あえて考察をするまでもなく主人公は苛立っている。なぜか? もうちょっと見ていこう。

人々は、理解しようとしない

ガールフレンドも、理解してはくれない

孫達も、やっぱり理解してくれないだろう

それに加え俺自身にもよく分からない 人々は理解してくれない、彼女も、孫たち(後世の人間)も。

「俺を理解してくれ」という心の叫びなのかと思ったら、この主人公は自分自身でも苛立ちの正体がわかっていないみたいだ……ん? そうか、これはストロークス版 “サティスファクション”なんだ!

そう思うと、ロックファンはストンと腑に落ちる。まさに気分は「ガール、もうどうでもいいよ」だ。

俺自身も決して理解することはないだろう

そう見ていくと、ここの歌詞が、否定とロックへの愛の表明になっているように思えていい感じ。こんなに苛立っているのも、こんなにロックを愛しているのも、俺自身決して理解することはないだろう、ってね。

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