投稿作品 散文詩 『習慣』 国東しん 習慣 何を思い出したいのか不明瞭のまま、手挽きのミルを戸棚から出し、湯を沸かしている間にマンデリンの豆を二杯分、ごりごりと音を鳴らしながら挽きはじめた。一つ穴のドリッパーをガラスでできたサーバーの上に置いて、円錐のペーパーを取り出し、几帳面... 2022.10.29 投稿作品