ザ・ストロークス 『イズ・ディス・イット』 サムデイ 歌詞考察

歌詞考察
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いつの日にか――ピュアなロックンロール“サムデイ”

みんな大好き “サムデイ” は『イズ・ディス・イット』収録の3rdシングル。ポップが加速するピュアなロックンロールだ。

ファブ・モレッティの軽快なスネアが入って、メジャーコードが鳴らされる。そのあとはジャカジャカとギターがかき鳴らされ、パンチの効いたジュリアン・カサブランカスのボーカルが曲を牽引していく、お馴染みのストロークスサウンドだ。垢抜けたメロディーと、ザラっとしたサウンド。このあたりのバランス感覚はさすが。クールだし、プリミティヴさも感じられるよね!

THE STROKES 『IS THIS IT』 “Someday”

PVではわりと素のストロークスが垣間見られていい感じ。ていうか、ガンズ・アンド・ローゼスと交友あるんだね。

謎のクイズ番組はかなり不思議でニヤニヤしちゃうな。ジュリアンのデニム上下がかっこいいね。アルバートのセットアップさすが! 決まってるね! ニックのタンクトップ姿はなんか面白いな。レスポールなんか使っちゃって……もしやガンズの友だちはお前か!? ニコライは、うん、ニコライしてるよ。

サムデイ 和訳

古き良き昔が懐かしいのはよくあること

Someday,someday

口に出してしまうと痛いけど

君にはずっといて欲しい

Sometimes,sometimes

俺達、若かった頃はすごく楽しんだね

いつも、いつも

約束は、いつもすぐに破られるもの

時には、時には

あぁ、マヤは言う、俺には深みがないと

でも出来るだけのことはやってみるさ

君は言う、俺の傍にいたいと

ダーリン、どうかしてるよ君の頭

ほら俺達、1人だと大丈夫でも2人だと上手くいかない

俺のことなら大丈夫だよ

後で困らないように今頑張ってるから

テーブルは時々回るもんだよ

あぁ、いつの日にか…

もう俺は時間を無駄にしない

恐れは、俺の所に3つ揃いでやってくる

だから俺は時々こう言う

「運命よ、我が友よ、君は時々、最高に変なことを言う」

あぁ、マヤは言う、俺には深みがないと

クソッ、出来るだけのことはやってみるさ

君は言う、俺の傍にいたいと

ダーリン、どうかしてるよ君の頭

ほら俺達、1人だと大丈夫でも2人だと上手くいかない

俺のことなら大丈夫だよ

後で困らないように今頑張ってるから

テーブルは時々回るもんだよ

あぁ、いつの日にか…

もう俺は時間を無駄にしない

THE STROKES 『IS THIS IT』 “Someday” 対訳:岡本将生

テーブルは時々回るもんだよ

シンプルな曲にはシンプルな歌詞を。 “サムデイ” はロックの世界では必ず取り上げられるトピック「恋」についての曲だ。ボーイ・ミーツ・ガール・イン・ニューヨークだね。

口に出してしまうと痛いけど君にはずっといて欲しい君は言う、俺の傍にいたいと ダーリン、どうかしてるよ君の頭

若さが甘い。時間が無限にあった時代のおとぎ話的恋愛ストーリーだ。君にはずっといてほしい。君も俺の傍にいたいと言う。だけど、永遠というものは存在しない。とくに若いときの恋愛なんてそうだよね?

約束は、いつもすぐに破られるもの だし、 テーブルは時々回るもんだよということだ。

恋愛をするたびに もう俺は時間を無駄にしない と誓うけれど、 いつの日にか…と思っている自分がいる。こういう気持ちは古今東西一緒だね。ロックが、音楽が存在する限り必ず歌われるテーマなんだ。いつの日にか…、このワンセンテンスに詰められているものはけっこう大きいと思う。

ポップソングなんて3分間の儚い輝きでしかないけれど、 “サムデイ” は「いつか」という不可能性が青く輝いている。

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