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小説 『海の近く』 IKU

小説 『海の近く』 IKU (誌)的ライナーノーツ
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詩 『てん てん』 国東しん 

詩 『てん てん』 国東しん (誌)的ライナーノーツ 
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小説 『時の流れと想いの彼方にある部屋で』 深墨けいく

時の流れと想いの彼方にある部屋でここへ初めてきたのは二十年以上前のことだったと思う。あの頃のわたしは疲れ果てていたし、わたしの母も既に十分に老いていた。わたしはお酒が飲めなかったので夕食時には母だけが、御猪口一杯の日本酒を三杯飲んだ。あれは...
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小説 『湘南 小さな物語 冬のチケット小説』 スズキヒロ

湘南 小さな物語 冬のチケット小説何気なく日記帳を開いていたら、あのチケットが出てきた。冬の冷たく透き通るような夜はあまりに真空で、星々の輝きは純度の高い音のない音楽、あるいは、向こう側のひとたちの声なき語りのように思えた。ピンと張り詰めた...
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レシピ 『豆腐入りチキンナゲット』 IKU

豆腐入りチキンナゲット豆腐入りチキンナゲット鶏挽肉      200g絹ごし豆腐    150g粉末鶏ガラスープ 小さじ1砂糖       小さじ1生姜チューブ   小さじ1ニンニクチューブ 小さじ1片栗粉      大さじ3薄力粉    ...
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エッセイ 『ニューヨークの亡霊と花たち』 我妻許史

ニューヨークに行ったことがない。ロンドンにもローマにも行ったことがない。沖縄に行ったこともないし、四国にも行ったことがない。東京に住んでいながら、関東六県では茨城と群馬は未だに未到の地だ。それどころか東京でも山手線で降りたことのない駅がある...
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エッセイ 『アーサー』 菊地クアッカ

アーサー突然、いつの間にか、気づいたらそれはいた。僕が3歳くらいの頃だったと思う。白い毛むくじゃらの犬だ。当時は大きな犬のように感じたが、今思えばマルチーズとかの小柄な犬だったように思う。母親に「アーサーだよ。」と名前を教えられたのを覚えて...
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小説 『うたかた』 小日向ジュンコ

(誌)的ライナーノーツ 小説 『うたかた』 小日向ジュンコ
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小説 『ゴミ溜めの中に咲く花』 我妻許史

ゴミ溜めの中に咲く花 無職の朝は早い。僕はいつも七時前にもぞもぞと起き出して、コーヒーを淹れる。それから煙草を二本続けて吸って、バスタブに湯を張る。恋人にコーヒーとトーストを用意して、彼女が仕事に行くのを玄関で見送る。それから僕は湯に浸かる...
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エッセイ 『霜月』 小日向ジュンコ

『霜月』歯みがき粉を落としたシャーペンの芯が飛んだ奥歯に挟まった何かがとれない割り箸がうまく割れないそんな時ほど思い出しまじないのようにその名を呟く靴ひもをどこで直そうか前の子も横断歩道は白を歩く派キミは今も笑っているだろうか甘栗が続けてき...
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小説 『ある朝の風景 2』 深墨けいく

ある朝の風景② 体に抱えていたはずの、あなたの熱は遠の昔に冷えてしまっている。 季節の移ろいとともに、あんなにも早い時間から姿を現していた太陽は、今のこの時期、私が起きなくてはならない時間になっても現れない。 夏の間は目覚める前からうっすら...
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歌詞/曲 『ジュネを抱えて』 我妻許史

ジュネを抱えて甘い匂い怠惰の口笛 笑うディレイ青い多幸感彼らがやってきてすべてを飲み込んだ ぼくたちは弱い きみの祈りは弱い 腐った果実は分裂していく 大きなうねりが牙を剥く 行き止まりのストロベリー 亡霊たちは移動を続ける 古い灯台より美...
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小説 『きみはジュネを抱えて』第三話 我妻許史

きみはジュネを抱えて 第三話 ぼくはカミュの『異邦人』を引っぱり出してきた。ページをめくると、しおり替わりにしていたコンサートのチケットが落ちてきた。十年前のフジロックのチケットだった。 十年という時間はどういう時間なんだろう? 長い時間の...
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小説 『きみはジュネを抱えて』第二話 我妻許史

きみはジュネを抱えて 第二話 ぼくはタバコが吸いたかった。喫煙の欲求はこのところほとんど感じていなかったんだけど、今は無性に吸いたかった。明日の一食を飛ばしてもいいから、一本のタバコがほしかった。ぼくは立ち上がり、ミネラルウォーターを飲む。...
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小説 『きみはジュネを抱えて』第一話 我妻許史

きみはジュネを抱えて 第一話 カーテンを開けると、ネスカフェのコマーシャルのように清潔な朝が広がっていた。差し込む光は柔らかくベッドを照らし、部屋は太陽のくすぐったい匂いがした。ぼくは窓を開けて出来立ての空気を吸い込む。目の前の通りには歩行...
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